2005年11月03日

SHINKANSEN☆PRODUCE いのうえ歌舞伎 吉原御免状

原作/隆慶一郎 脚色/中島かずき 演出/いのうえひでのり
会場/梅田芸術劇場 メインホール 2005.10.22.昼
出演/堤真一、松雪泰子、古田新太、京野ことみ、梶原善、
橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、藤村俊二 他

今頃だけど時間のある時に感想まとめ書き。


今年は好きな作家の作品が映画化されることが多かったけれど、これも好きな作家の一人、隆慶一郎の舞台化。しかもやるのは新感線で初の小説原作付きへの挑戦。

主役の松永誠一郎(堤真一)は宮本武蔵に育てられた青年で、彼が亡くなった師匠の言い付けに従い吉原に出てくる所から始まる。そこから出生の秘密や遊郭・吉原の隠された謎に関わり、裏柳生との戦いに巻き混まれていく。

今回は原作に敬意を表して(?)か、お笑いやおふざけが少なく、唯一のボケどころはおひょいさんの幻斎が地獄もみておけと誠一郎を連れて行く下層の遊郭ぐらい。そのせいかここでの女優さん達の弾け具合はすばらしく、私が見に行った回ではカナコさん達にいじられてた堤さんが素で吹いてしまって御愁傷様。役柄故か役者故か梶原善さんの水野十郎左衛門はテンション高かったけれど、その他はじゅんさん、聖子さん、粟根さん等よくもまあ最後まで真面目にやられたものだと感心する。反動でその内全編ネタものとかやるんじゃなかろうか。

そんな風に笑いは少ないけれど、スピードのある殺陣や裏柳生を束ねる義仙(古田新太)の酷薄さや共に誠一郎に惚れる勝山(松雪泰子)と高尾(京野ことみ)の二人の太夫の対照的な見せ方など見せ場は沢山。
また、今回は特に可動式の装置を使った吉原の往来の見せ方に感心してしまった。格子や籬や屋根などが動く中さんざめき歩く人々に限られた舞台の上がとても広々と見える。
独特の世界観を持った原作だけにどう処理するのかと思ったけれど、押さえるところは押さえて新感線の芝居になってた感じ。
posted by あさみ at 22:01| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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