2004年09月20日

難波鉦異本

作者/もりもと崇 発行/少年画報社
「なにわどらいほん」と読む。
他の作品を読みたさに購入した雑誌「斬鬼」に掲載されていた大坂新町の遊郭が舞台の話。揚げ代のカタにされた大トカゲの回でなんかいいなーと思ったのが出会いです。郭話というと大概、女の涙や諍いといった影の部分が描かれてますが、この話は全く違って、まず、主人公の天神・和泉のたくましいこと。芸事もできるが金に細かく態度もでかい!それでいて客あしらいも巧く、色気もある。
えげつない事を言いつつも、禿のささらにさり気なく教える処世術がこのアネサマの地に足のついた強さを感じさせてくれます。

飛び交う大阪弁もベタでなく、せいぜい笑わせた後にしんみりあり、巧い上方落語に艶話を絡めたような面白さ。風俗や歴史の部分もしっかり書かれているのに、押しつけがましくもなく侮れない漫画です。
青年誌なので勿論エロもあり、過激な部分が苦手な人もあるかもしれませんが、おススメ。

・・・ホンマ、えっずーなんて久しぶりに聞いたで、ささら。
posted by あさみ at 21:01| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは、以前日記を始めるとおっしゃってましたが、さすがに素敵な作りだし、機能もすぐ使いこなしておられるのですね〜、

 さて、難波鉦異本ですが、これは私も好きな漫画です。内容が内容なのに、出てくる女の人達がどれもこれも一筋縄で行かないし、でも泣かすし、男も女も面白いです。おっしゃるとおり押し付けがましくなくて、次見てみたいと思う漫画でした。
Posted by 明け烏 at 2004年10月03日 00:28
明け烏さん、こんにちは。
はい予告してた日記です。作りは元々用意されてる出来合いのお惣菜でーす(^^;とりあえず仕事がらみでテストしなきゃならないのがあって、それをボツボツと・・・ちゃんと使いこなして続けられるかはこれからっす。

この本を明け烏さんもお気に入りとは嬉しいです(^^)脇の西鶴センセや団水ちゃん、置屋のおかあさんや夕霧太夫に朋輩、客、みんな色がとりどりで笑いから泣きまでなんでもありですもんね。
押し付けがましくないって結構ポイント高いんです。こういうので変にお勉強しましたと構えて面白味のない話描く人がいますよね。時代物で押さえるツボは押さえてちゃんとオモロイ話描いてる人おるやんか・・って、力の差、センスの差かもしれませんが。
Posted by あさみ at 2004年10月03日 00:29
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