2007年05月21日

ベルギー王立美術館展

便乗・タダ券で遊ぼう ぱーと4。本日は中之島の国立国際美術館へ。

久々の中之島界隈と言う事で、友人が探してくれた「アメリ」というフレンチカフェでまずはランチ。オフィス街の少し奥まった所にありOLさん達にも人気のお店らしい。ビルの1階だけど、入ってすぐが中庭で店内もゆったりとしたちょっと隠れ家的な趣だった。滅多に来ない辺りだしあれこれ食べたいね、と欲を出して土・日限定のボリュームランチを頼んだら結構な量。美味しかったけどなんでも腹八分目がよろしいようで。

メインの美術展は去年東京でやってたものが回ってきたもので、チラシ等によるとブリューゲルの「イカロスの墜落」日本初公開が一番の売りだったよう。想像より小さかったけど、赤と水の色が鮮やかでよい感じ。(でもイカロスはどこ?な構図なのがちょっとオモロイ)他も全体的に派手さはないけど、ルーベンスやデルフォーなどがほぼ年代順に並べられていて見やすかった。

面白かったのはルーベンスの「聖ベネディクトゥスの奇跡」とそれを模写したドラクロワの作品を一緒に並べていた所。元絵と模写を真横に並べて見たのは初めてだった。"トーン違うし、あの辺ドラクロワちっく。でもこの絵に関してはルーベンスの方が好き"…などと勝手なことを言う私ら素人評論家。後半でも発表当時内容が似ていると論議を呼んだらしいアンソールの「ロシア音楽」とクノップフの「シューマンを聴きながら」も並べられてたし、現地でもこういう並べ方になっているのかも。

そして私が注目だったのは例にもれずマグリットの「光の帝国」。この人の描く雲がとにかく好きなので、いろいろ角度を変えて堪能させてもらった。マグリットは「女盗賊」と「血の声」の合わせて3点あったけど、「血の声」は暗めのトーンのため、ガラスに照明や人影の映り込みが激しく、細部が見えにくかったのが少し残念。他の作者の十字軍を描いたものもそうだったし、ああいう場所の照明って難しそう。
posted by あさみ at 01:53| 大阪 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
芸術の薫り高き休日をお過しで〜。
ルーベンスと聞くとわたしゃフランダースの犬の最終回を思い出してしまいます(^^ゞ

マグリットと言えば、「空」「雲」が印象的ですが岩が浮いていたり、木の葉が樹木だったりと、シュールレアリスムの代表選手ですよね。結構好きです。

以前国博で浮世絵の屏風を見たのですが、照明が暗くなったり明るくなったりする工夫がされていました。
照明の当り具合で絵の感じがずいぶん変わるものだと感心しました。
洋画の展示もちょっと工夫して欲しいものですね。
Posted by ねこ江戸 at 2007年05月22日 00:18
こんにちは。
わたしも先週「ベルギー王立」見てきました・・・わたしも友だちのタダ券で。
「イカロス」はブリュッセルで初めて見たときにやはり「思っていたより小さい」という印象があったので、今回見た時「こんなに大きかったっけ?」と逆に少し驚いてしまいました。
「光の帝国」素晴らしいですよね。以前、マグリッドの空にインスパイア?されて、空の描かれた絵や空が写った写真をを四角く並べて壁に貼り、部屋に「窓」を作っていたことがあります。でも、この作品では池?に映りこんだ影と光の揺らめきの美しさにも圧倒されます。「マグリッド、こんなのも描けるんや・・・(ふつうに上手いやん!)」と、非常に失礼なことをつい口走ったりして・・・。
展示はガラスの入っているものが多かったことがちょっと残念でしたよね。特に「血の声」にはわたしも友人も文句ぶーぶーでした(^^;

こちらのサッカー以外のお話も楽しみにしてます〜。
Posted by オカジ at 2007年05月22日 01:13
こんにちは。コメントありがとうございます。

>ねこ江戸さん
もちろんルーベンスの絵の前で「パトラッシュ僕なんだかとっても眠いんだ」「寝るなネロ!」…等々とふざけておりましたし、ルイ・ガレの「芸術と自由」はリアルタイプ・スナフキンと命名しました(バイオリン持ったくたびれたイケメンさんの絵だったため)。どうも私らの芸術の薫りはカルピス劇場のようです。
マグリットは結構昔から好きなんですよね。何年前になるのか1度単独展があったんですけど、それ以降も絵が来てたら可能な限りは見にいってます。
その国博の照明の仕掛けいいですね〜。作品保護でガラス入れるのは仕方ないにしてもやり様はあると思うし、折角海渡って来てるんだからその手の考慮はして欲しいです。

>オカジさん
おや、先週いらしてたんですかお疲れ様でした。現地でも「イカロス」をご覧になってるとは羨ましいです。絵も展示スペースの広さなどで印象が変わるように思います。
「光の帝国」の水面と光もキレイでしたね〜。マグリットの絵はパッと見はベタッと塗ってるように見えるけどかなり細かい。学生時代に模写にチャレンジして身に沁みました。先生には「それ大変やぞ」と忠告されてたんですが、ホントにめちゃ大変で…。即席の「窓」のアイディアも面白いですね。部屋にマグリットの空があるなんてちょっといい気分になりそうです。
展示は暗めの作品にはガラスは入れないなど工夫が欲しいです。諦めが付かずに近づいたり離れたり角度変えたりしたんですが完全に無駄な抵抗に終わりました(^^;

サッカーネタも突発的だし、他もウダ話ばかりで文章もまとまりませんが、よろしかったら読んでやってくださいませ。
Posted by あさみ at 2007年05月23日 12:25
「ベルギー」で、マグリットも出てるの?
そうね、ベルギーの作家だもんね。

話は全然違うけど。
YOUTUBEで古いジェネシスを見てたら、とても良かった−−
当たり前かぁ(笑)
この前亡くなったZ○○○ヴォーカリスト。
亡くなった人を悪く言う気はないけど、ジェネシスを聞いた後では、
ああいうイージーリスニングって「へ。。。」みたいに聞こえる
−−ああ、なんて情け容赦ない意見。

また脱線。
この前のオフ会:辰七マシンガン炸裂。そして新
マシンガンも登場。

脱線ネタばかりですいません_(_^_)_
Posted by 月姫ゆうこ at 2007年06月05日 18:46
月姫さんこんばんは〜。コメントありがとうございます。
どこに収蔵されてるとか詳しくは知りませんが、マグリットはあまり動かずほとんどベルギーで過ごしてるので割と国内にあるんじゃないかと思います。

以下、脱線ネタ。
音楽ネタは偏った所しか拾えてないので亡くなった方がどなたか分かりませんが、ジェネシスも聞くけどイージーリスニングも聞く私はどうすれば(笑)

オフ会盛り上がったみたいで何よりです。まだ辰七さんのレポも全部読めてないんですが長いトークバトルになったようですね。新しいお仲間登場でいつもよりハイテンションだったんではないでしょうか。
Posted by あさみ at 2007年06月07日 20:29
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