会場/大阪松竹座 2007.2.10.昼
出演/市川染五郎、古田新太、阿部サダヲ、秋山菜津子、
真木よう子、高田聖子、粟根まこと、小須田康人、田山涼成 他
久しぶりに舞台の感想など。
昨日は新感染「朧の森に棲む鬼」を見に大阪松竹座へ。
取ってもらった席が素晴らしく3列めのほぼ真ん中で、
大迫力、大満足となりました。きたこさんには本当に感謝です。
口の達者なライ(市川染五郎)と腕っぷし自慢のキンタ(阿部サダヲ)の
2人連れが入った朧の森。そこへ現れた3人の魔物:オボロとライが
自らの命を形に取り引きをし、予言通りに嘘でのし上がって行く・・・。
事前に仕入れてた知識は染五郎さんが完全な悪役ってことと
水を使うから前の座席は濡れるかもしれないという2点だけで
全くの白紙状態。話が進む内に主要キャラの名前が大江山の鬼退治、
とするとシキブは和泉式部からかと気付いた。
達者な舌と同じ速度で動く剣とで嘘で固め、裏切り続ける悪党が
無意識のほころびを見せたのが相棒・キンタ。ライと組んだ盗賊の頭・
マダレ(古田新太)にしても表返ったのは、ツナ将軍(秋山菜津子)が
生き別れの妹と知ったがため。ここがミソなんでしょう。
悪党っつっても人間臭いし、やはりいつものいのうえ歌舞伎的な展開。
染五郎さんの熱演もさることながら美味しいのはキンタの阿部サダヲ!
そういやアオドクロの時もタナカさん、じゃなくてカンテツばかり
見てた場面があったけれど、今回もそんなシーンがチラホラ。
それにツナの秋山さんやシュテンの真木よう子さんも良かったし、
シキブの聖子さんは哀しいしと、あちこち目線がいっちゃって・・・
脇役好きなもんで許してつかーさい。
雨を降らせたり水を効果的に使った舞台はいつもながらキレイでした。
遠くから見たらまた印象が違うかも。
あさみさんは昨日観劇だったんですね。
新感線のお芝居はいつも大阪場所の方が
熱く燃えるような気がします。
私は初日に近い日程でしたので、あれからもっと
お芝居が練れているんだろうなーと推測します。
私はマダレと遊女の小芝居が気になって、そっちばかり見てました(^^ゞ
大阪場所って、そんなあなた、
ついにマダレ@古田さんが土俵入りっすか!?(笑)
マダレと言えばサダミツさんを嵌めるシーンの
顔芝居も笑えました。口がアイーンになってたり、
ちょこちょこ笑い取りに来てるものなー。
他の感想とかはほとんど読んでないので
どんな変わり方してるのかは分かりませんが、
最初の方と楽近くと2回ぐらい見ると変化も
分かって面白いでしょうね。
今回は、タナカさんはいませんが、
その代わり、山田さん(誰や?!)とか
ツクネさんとか、焼肉のタレさんとか(爆)
ヨゴレさんとかありましたね〜。
染さんの衣装替えの速さに、おお、さすが・・・と。
初日が2階だったんですが、
12日は丁度立ち位置の真正面だったんで、
古田の顔芸?!を堪能してきました。(爆)
毎度、キンタへの拍手が一番多いです。
シキブ(高田聖子さん)が登場するシーンでは
手拍子もあるんですが、
キンタが・・・の場面の後は、皆キンタ・ショックから立ち直れなくて、手拍子もばらばらでした。
もう2回目もご覧になったんですか。
衣装替えの速さも訓練の賜物なんでしょうね。
ありゃもう出てきたよ、とあっけに取られました。
とすると顔芸も訓練の賜物・・・ポポラッチは
いろいろやってくれて楽しいです。
今回キンタが一番人気なんでしょうか、
私が行った日もそのシキブ花道登場シーンでは
ちょっと手拍子が鈍かったかも。
芝居の長さがコンパクトだったせいか、
ウラベの目立つシーンが少なかったのが
少し残念です〜。