2006年04月24日

春狂言

会場/大槻能楽堂 2006.4.22.
出演/茂山千作、千之丞、七五三、あきら、宗彦、逸平、童司、
丸石やすし、島田洋海、佐々木千吉、笛:帆足正規

去年からこっちまともに舞台関係の感想が書けてないけれど
ちょこちょこ足を運んでいる狂言。時間がある間にメモっときます。

今回の目当ては「彦市ばなし」と正月の天空狂言では出演日が違って
見られなかった千作さん。能楽堂でカメラが入ってて補助席も出てたのは
初めてだった。童子さんの前フリトークの後本編開始。

「福の神」熱心な参詣人二人(七五三、丸石やすし)の前に福の神(千作)が
現れて幸せになる秘訣を教えてくれるお目出たい曲。
またこの神さんが酒が供えられてないと催促したりと人間臭いのも愛嬌で
前フリで童子さんが演技を見ると言うより姿を拝みたくなるとおっしゃってた通り、
千作さんの顔と笑い声にはつい手を合わせてしまいたくなった。

「抜殻」主人(あきら)にいつものお使いを頼まれた太郎冠者(千之丞)。
主人が忘れていた駄賃の酒にまんまとありついたはいいが今度は飲み過ぎて
寝込んでしまい、それを見た主人が懲らしめのために鬼の面をかぶらせるが・・・。
太郎冠者の酔っ払い具合がさすが。また酒も飲ましてやれば酔った太郎冠者が
心もとなくて探しにでたりと妙にいい主人さんにほのぼの。
落ちが分りにくいかもと言われてたけど面が落ちて鬼の抜殻だ!ってのは
落語のオチっぽくてすぐ納得できました。その後の間が狂言らしくて笑えたし。

「彦市ばなし」新作狂言と言っても初演は昭和30年。半ば古典と化しているそうな。
お馴染みの彦市ばなしを狂言にしたものですが、昔話の原作に忠実にセリフが
熊本弁混じりなのがミソ。でも、茂山さんちがやるのでアクセントは京都弁。
そのケッタイな熊本弁にこの話のために作られたという泳ぎの型と見所は沢山。
あれやこれやと悪知恵の働く彦市(逸平)のいい加減な感じに対して、
お父ちゃんを怖がってる天狗どんの息子どん(童司)は可愛いらしく、
豪快だけどちょっと単純で乗せられやすいお殿様(宗彦)と3人3様の
キャラクターが面白い上に、やっぱ似非熊本弁しゃべりはずるい。
これだけでも完璧に喜劇と化してます。

で、この狂言は昼からだったんで、朝から映画「ブロークバック・マウンテン」を
見ようと思ったものの、どーも今重たいのを見ると消化不良を起こしそうなので
また「プロデューサーズ」を見てしまった。
2回目でも面白かった〜。
笑いの質は違うけど日米芸達者を楽しむ一日ってことで。
posted by あさみ at 02:36| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
ウサギが「プロデューサーズ?」って聞いてますよ。(^^;;

22日は春狂言だったんですね〜。
千作じいさま・・・確かに出てきただけで拝みたくなります。(爆)
豆腐小僧は連れて帰りたくなるけど。(爆)(爆)
逸平くんがでてたのか、観たかったけど、土曜日はなるべく外出は控えてるんで・・・。

朝映画、「寝ずの番」でもよかったんでは?
落語関連の指導が吉朝、吉弥さんだったようですよ。
劇中中井貴一さんが三味線で都都逸(?)やるんですけど、物凄くいい声です。
ミュージカルに出てもらいたいくらい。(笑)
明るいエロの映画でした。
Posted by きたこ@香野 at 2006年04月24日 09:09
こんにちは。ウサギも覚えてくれましたか。
その内タップでも踏んでくれたら面白いんですが。

「彦市ばなし」の初演は若かりし千作さん、千之丞さんに
野村万作さんだったそうです。皆さんも若かったろうけど
こっちは生まれてないぞーって頃で(^^;
逸平くんの彦一もよかったけど、宗彦さんの殿様が
結構ツボでした。私が今まで見た狂言の中では
豪放磊落タイプの役柄がなかったので新鮮だったのかも。

「寝ずの番」は行けたら今週末にと言ってたんで
外したんです。レビューとか見てると賛否両論みたいですが
どんなもんでしょう。
ほっほっほ、中井さんの生歌は「バナナが好きな人」で
聞いたもん。橋幸夫の物まねだったけど(笑)
Posted by あさみ at 2006年04月26日 13:05
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