2008年11月04日

ベントラー・ベントラー・ベントラー

piper.jpg作・演出/後藤ひろひと 会場/シアターBRAVA! 2008.11.2.昼
出演/Piper(川下大洋、後藤ひろひと、山内圭哉、竹下宏太郎、腹筋善之介)、楠見薫、平田敦子、鈴木蘭々、松尾貴史

Piper10周年記念公演第2弾。ひたすら笑い続けて「で?」「別に」な舞台。


ベントラー・ベントラーは昔UFOブーム華やかなりし頃にUFOを呼ぶ呪文(?)とされたもの。となると当然、物語の舞台も宇宙人研究の謎の地下施設、な〜んて事になってるんですが、それはただの味付け。昨年の「ひーはー」のウェスタン風ハウス同様、いわくありげな場所に勝手に住みついているひろゆき一家(山内圭哉、楠見薫、平田敦子)の元に乱入者が現れて、勘違いが勘違いを呼びどこまでも騒動が続いていくと言うだけの話です。

映画「パコと魔法の絵本」の原作者の作だけど、Piperでやる時はストーリーがあるのやらないのやら。勘違いカップル、誘拐されたバレンタイン監督、復活したもじゃき君、小さいおじさん、怪しいスペースディレクター。「パコ」の台詞ネタも取り混ぜて大笑いだけど、ストーリーは説明不可。真面目に「で?」と思ったり素面に戻ったら見られない。ただサービス精神旺盛でベタなネタに笑うのみ!ストレス解消にはもってこいでした。

そのサービス精神は開演前にも。
写真は劇場ロビーの写真撮影コーナーにて。ロボット型の顔出しの横に宇宙服の人形が…と思いきや、おもむろに動き出してハイ、ポーズ!
この後、宇宙服さんは開演前の客席を巡ってお客さんにサービスに回り、舞台上では次々と物が落ちたり、窓に手が現れたり。その度に「舞台上では科学では解明できない超常現象が起こっておりますが…」と超常スペシャルっぽいアナウンスが入って、始まる前から遊びがたっぷり。

後、平山あや嬢の病気降板で代役に立った鈴木蘭々嬢。初日10日前のことだったそうですが、以前にも別の舞台で急遽代役に立った蘭々嬢は危なげもなくオトボケ女優さんをこなしてました。"初舞台"って話題作りもあるのかもしれないけど、見に行ったら代役に変わってる率も多いかも。
posted by あさみ at 00:34| 大阪 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

いや〜、楽しかったですね〜。
ありえない勘違いにイラっとくる人には
お薦めできませんが、
人の不幸が限りなく面白い人には
お薦めです。(爆)

ま、これを映画化・・なんて話を
持ってくる人はいないと思います。(爆)

蘭々さんは、がむばりますね。
素がオトボケさんらしいんですが、
代役もキャリアじゃないですか〜。
本格ミュージカル「ジキルとハイド」の
エマ・カルー(ジキル博士の婚約者)なんて、
大きな役もやってくるんですから。

再演「キレイ」も蘭々さんは代役じゃなかったっけ?
Posted by きたこ@香野 at 2008年11月04日 12:01
懐かしいですな〜「ベントラー・・・」って子供のころにUFO呼ぶのに流行った言葉どす。
楽しそうな舞台で見たかったな〜(東京が先の公演でしたよね)
蘭々嬢が出ている舞台は2度ほど見ていますが、なかなかいい味出してると思います。
代役できる役者さんてエライなーと思います。セリフ覚えるのも倍速だと思うし。

最近出不精で観劇回数が激減している私です(^^;
Posted by ねこ江戸 at 2008年11月04日 16:01
こんにちは。

>きたこさん
お疲れ様でしたー。
真面目に「何が?」と思ってしまうともう笑えないでしょう。3人家族やもじゃき君の「お約束」化は、ドリフや吉本新喜劇に近いようにも感じました。
そうそう、蘭々嬢は「キレイ」もです。「ガマ王子」の再演では内田朝陽さんがダメでLifeの笠原さんが出てたし、チョコチョコ降板にあたりますね。

>ねこ江戸さん
東京が先で最後は仙台だったかな?代役に立てる方って間際になってこいつならなんとかなる!とお声が掛かるんですから、すごいかも。信頼されてなきゃ回ってこないでしょうし。
今回も勘違い物なのは分ってたので「ベントラー→ベントウ屋?」等とくだらない予想を立ててましたが、全く関係なかったです。
次回は時代村が舞台の「であえ・であえ・であえ!」でお会いしましょう、と言っておられましたが本当かどうか。

私は出不精+お財布が軽いのであれこれと諦めております〜。
Posted by あさみ at 2008年11月06日 14:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック